記事提供:オモプラッタ

 

 

今回お話を伺ったのは、太田プロダクション所属のお笑いコンビ「ナインボール」のもとよさん。「沖縄」出身であるというもとよさんが故郷で遭遇した、「コントのようなマルチ商法」とは!?

 

 


「人生どうですか?」

もとよさんが沖縄に住んでいた頃、大通りを歩いていると、前からスーツ着た3人組が歩いてきて、「ちょっとお話いいですか」と声を掛けてきた。「何ですか」と立ち止まったしまったもとよさんに、男たちは「あの、今人生どうですか?」と尋ねてきた。「あれ、これはもしかして」と思いながらも、その時からお笑い芸人だったもとよさんは、他の話も交えつつ、「実は僕、お笑いをやっていて」とカミングアウト。すると、男たちのテンションが急に上がり始めた。「どうです、上手くいってますか?」と聞かれ「いやあ、正直やっぱうまくいっていないですね」と答えると、「運が上がるグッズがあるんだよね」と言って、袖捲りしたシャツの下から数珠のようなものを見せてきたという。「これが運気をあげる数珠なんだけど、どうかな?」と切り出してきた男に、「これやばいな」と確信したもとよさん。

 


実体験がしょぼい

3人いる中で、その内の1人がずっと喋っている。それで、1人が話すのに疲れると2人目に切り替わってずっと喋ってくる。もとよさんは、それをずっと聞いているだけ。「運が上がるんだよ、すごくいいよ」「僕もこれをつけてから知り合いのおじさんからパソコンをもらったんだよね」「これのお陰でね、これをした途端に色々と人から貰ったり、会社で昇給があったりね」という、あまりにもしょぼい体験を延々と語り聞かされる。洗脳に近いそれは1時間に及び、しまいには「これをつけなさい」「2万円でいいよ」「2万でいいから買ってくれよ」という押し問答に到達。「いやいや2万円は………」と断りながらも、ずっと続いている洗脳に嫌気が差してしまい、いっそ買ってしまって、この話を終わらせたくなったというもとよさん。

 


逆にツイてる

もう心が折れそうになってしまっていたその時だった。傍は、車が行き交っている大通り。すると、そこを走ってる車の助手席の窓から水風船が飛んできて、喋っていたひとりに「ばしゃん」とぶつかった。何の前触れもなく飛んできた水風船に「えっ」となった全員。「運が上がる」と押し売りしていた人の胸にばしゃんと水が炸裂し、そこから10秒間の沈黙があったという。「いやいや、こんなことあります? 運気が上がる腕輪なのに」とツッコまずにはいられなかったもとよさんに、あろうことかその男は、「これ、逆にツイてるよね」と言い出した。「今この水風船が飛んできて、致命傷にならなかったのは、この数珠のお陰だね」と言う男の意味不明なポジティブシンキングに、これ以上はどうしようもないと思ったもとよさんは、一か八かで走って逃げることを決意。すると、3人は全員足が遅かったという。「最初から逃げておけばよかった」とその時のことを振り返るもとよさん。

ちなみに、男たちが現れたのは、国道58号線の浦添市付近。「国道58号線のスーツ3人組には気を付けろ」ともとよさん。なんせ、水風船を投げつけても効果はないのだ。

 

 

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