1921年にイタリアで発見された『ヴォイニッチ手稿』。

15世紀前半に記されたとされるヴォイニッチ手稿は、およそ240ページの羊皮紙に25万文字の未知の言語で記された謎の古文書である。

この古文書に記された言語の解読には、言語学者から暗号解読者など、さまざまな知性が挑んできた。

しかし現在にいたるも、この稀代の奇書の解読に成功したものはいない。

 

画像出典:Wikipedia

奇妙な植物や謎めいた図形、ヒトクローンの作成を想起させる挿絵など、ヴォイニッチ手稿を奇書とさせる要素は無数に存在する。

しかも誰ひとり解読できないその言語は、ジップの法則をはじめとする言語学的な解析に照らし合わせても、何らかの言語として成立していることが証明されているのである。

一部では神秘的な力が宿っているとさえ信じられているヴォイニッチ手稿だが、このほどスペインの出版社が権利を得て、898部の精密な複製本として出版されることが発表された。

 

画像出典:Wikipedia

ヴォイニッチ手稿を複製する権利を得たのは、「シロエ」というスペイン北部の小さな出版社。

現在はアメリカ・エール大学の厳重な管理下にあるヴォイニッチ手稿だが、複製制作の権利を得るまでに、なんと10年もの年月を費やしたという。

シロエは古写本の複製を専門とする出版社であり、羊皮紙のシミや穴、破れの縫合にいたるまでが忠実に再現される。

作業はすでに4月から始められており、複製書の所版制作に費やす時間は約18か月。気になる値段だが、7000~8000ユーロ(約80~90万円)を予定しているという。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照:AFPBB NEWS/謎に包まれた「ボイニッチ手稿」、スペイン出版社が複製制作へ
参照:The Two-Way/Mysterious, Encrypted Medieval Manuscript Set To Be Published In Replica
参照:The Voynich Gallery
参照・画像出典:Wikipedia(Voynich manuscript)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)


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