カナダのブリティッシュ・コロンビア州に暮らすメル・フレッシャーさんは、ある日、何者かにバイクを盗まれたという。

大切なバイクを盗まれたフレッシャーさんは、協力を求めるメッセージをFacebookに投稿した。

しかしその事が、意外な形でハートウォーミングな物語を呼んだのである。

 



 

ひどい人がいて、ボーイフレンドの子供のバイクを盗んでいきました。バイクは黄色いヤマハの80ccです。盗まれたのはきっと早朝のことで、付けてあったロックは壊されていました。

このバイクは、ボーイフレンドが息子に乗り方を教えるために中古で買って、彼と一緒に整備したばかりのものです。古いけれど、子供のために完全に動作するものです。

どうか、気に留めて探してみてください。

 

そのバイクは彼女のものではなく、知人男性の息子の持ち物だった。しかもそのバイクは、乗り方を子供に教えるために整備したものだったという。

バイクは彼女のアパートから盗まれたというのだから、フレッシャーさんは責任を感じていたのではないだろうか。

フレッシャーさんの投稿は多くのユーザーによって拡散され、広く注目を集めた。

するとその翌日、予想外のことが起こったのである。

 


 

素敵な朝です!

朝食を買うために家を出ると、それがあったの。新しいロックと満タンのガソリン、そして素晴らしい手紙が添えられた子供のバイクが!

私たちはとても幸せで、きっとあの子も喜んでくれるはず!

正しい行いをしてくれてありがとう! あなたたちは、きっと本当はよい子たちのはず!

彼も私も、あなたたちを許します。そしてこのことが、あなたたちの教訓になってくれることを願っています。

そうね、キーはいつも身に着けておくことにするわ! 昨日は一晩中、バイクを探してご近所を訪ね歩いていたのよ。

思いやりと、正しい行いをありがとう! ご近所の方や、私の投稿をシェアしてくれたすべての人たちに感謝します。

皆さん、素晴らしい1日を!

 

盗まれたはずのバイクが、元の場所に返されていたのだ。しかもタイヤのロックは新品のものに取り換えられており、ガソリンも満タンになっていたという。

そして、バイクには謝罪の手紙がテープで止められていた。

バイクを盗んだのは10代の少年たちで、バイクにテープで止められていた手書きの謝罪文は、このような内容であったという。

 

こんにちは。

まず僕たちは、あなたの大切なバイクを盗んでしまったことをお詫びしなければなりません。

言い訳になりますが、僕たちはその時、このバイクに乗っていた子は、もう大きくなっていて乗らないんだろうなって思ったんです。

でも、あなたのFacebookを読んで、すぐに返さなけれいけないと思いました。だから僕たちが壊したものより頑丈な、新しいロックを買いました。

僕たちがアドバイスできる立場ではありませんが、今度からはキーを家の中に持ち帰ったほうがいいと思います。バイクを盗まれた時に感じたような悲しみは、どうかその子に2度と感じさせないでください。

僕たちの行為が、あなたに許されることを願っています。

 

過ちから正しい行為を学んだティーンエイジャーより。

 

きっと軽い気持ちで行ってしまった窃盗だったのだろう。

しかしフィッシャーさんたちの寛容な心と、過ちを認めた少年たちの行為が、彼らを成長させてくれたらしい。

その手紙には、こんな一文も添えられていた。

「このバイクで練習する子へ、上手になってね。きっと君はそれに値するよ!」

 

参照・画像出典:facebook/Mel Flesher
参照:Mashable/Thieving teens return stolen bike with an apology letter and full tank of gas


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