1955年3月創業のこちらは、いわゆる「永福町系」大勝軒の総本店として創業60年を超えた今もなお行列を作り続け、数ある老舗の中でも別格の存在感を示す、言わばレジェンド店です。

メニューは実質的に中華麺一択。あとは生玉子を付けるかメンマ、チャーシューを増すかのみ。

今回は『中華麺(生玉子付)』を注文しました。

しばらく待って到着。頭から突っ込んでもスポッと収まりそうなほどデカイ丼は、「洗面器」と称されるだけあって流石に凄い迫力です。

スープは長崎産、山口産、茨城産と3種類をブレンドした真イワシの煮干の旨味が鮮烈な印象を与え、昆布、豚骨、背脂、香味野菜などがそれを下支えしております。それと組み合わせる醤油ダレはキッコーマン、ヒゲタ、岐阜の生引に9種類の材料(企業秘密)を加えたもの。そしてこちらの特徴の1つでもあるオランダ産の高級品カメリアラードが、気をつけないと唇を火傷しそうなほどの温度で表層を覆い、熱々の状態をキープしています。そこに合わせる麺は草村商店製の細縮れ麺。これも1つの特徴と言えますが、茹で加減はかなり柔らかめ。量はデフォルトで凡そ一般的な2玉分280gというボリューム。洗面器丼が必要な訳です。麺の硬さは指定できません。具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ネギ。

総体的な味わいの方向性としてはクラシカルと言えるのですが、味、温度、量、大きさなど、随所に感じられる老舗とは思えない強烈なエッジの立ちっぷりには、まるで男塾三号生筆頭であり男塾の帝王とされる大豪院邪鬼のような有無を言わさぬ威厳を感じます。

そんな訳の分からない事を言いながら、「熱い→美味い→熱い→美味い→熱い→美味い」をひたすら繰り返していると変化のひとつでも欲しくなるもの。そこで活躍するのが生玉子です。チキンラーメン方式で丼投入もアリかとは思いますが、個人的にはすき焼き方式で食べるのがベストです。食傷気味になりそうな時、溶き玉子に潜らせることで箸休め的な味変となり、より美味しくいただけると思います。

ごちそうさまでした!

店名:永福町 大勝軒
住所:東京都杉並区和泉3-5-3
最寄り駅:永福町駅
営業時間:11:00-24:00(季節変動あり)
定休日:不定休(要HP参照)








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