画像出典:大鱼海棠Da Hai(2016) – Mtime时光网

中国のアニメ会社「B&T Studio」が制作した劇場版アニメーション『大鱼海棠(英題:Big Fish & Begonia)』が公開されることが決定した。

なんとこのアニメーション映画は、制作期間が12年もかかった超大作なのだ。

アニメ制作途中、丁寧な作り込みと長期にわたる制作期間が原因で資金不足に陥ったこともあったようだ。

そんな幾度の困難を乗り越えて完成した力作に、海外からの注目も集まっている。

まずは、今月公開された予告編をご覧いただきたい。

 

 

神秘の竹楼、揺れ動く灯篭、たちこめる深い霧、潑墨の遠山・・・。

アジア色の強い幻想的な世界観に目を奪われる物語となっている。

また、ヌルヌルと動く作画や描き込まれた美しい背景など、全体的なクオリティも非常に高い。

 

あらすじ

女性主人公は椿という名の女の子。花海棠の成長を見守っている。14歳の時にイルカとなり人間世界を探す旅に出る。途中大波が逆巻き潮が荒れ、椿はあわや命を落とすところを男の子に救われる。しかし、この男の子は椿を救うと引き換えに命を落としてしまう。椿はその命の恩を胸に男の子の魂――小さな子魚の成長を守るようになる。小魚は最終的に「天を舞う大魚」――鯤となる。これは「北冥に魚あり、其の名を鯤と為す。鯤の大いさ其の幾千里なるかを知らず」という物語がまさにその創作イメージの源泉となっている。椿は鯤を海に戻さなければ、彼を人間世界に戻すことはできない。その間、この世界の様々な力に阻害され、霊婆の逆鱗に触れてしまう。霊婆は椿の何を奪ってしまうのか、椿は果たして自らの命で鯤の恩返しをするのか…。

 

『大魚海棠』という詩的なタイトルについて監督の梁旋さんは、「大魚は男の子を指し、海棠は女の子を指す。大魚は自由を象徴し、海棠は思いを象徴する。この2点は我々一人一人の心の強さと柔らかさという二面性を意味する」と紹介した。

ストーリーのベースになっているのは、思想家・荘子の「北冥に魚あり、其の名を鯤と為す」。他にも、古書や神話の要素も融合されている。

 

 

ちなみに、こちらの動画では『大鱼海棠』本編の一部を観ることができる。

まだセリフが吹き込まれていないが、作品の魅力がたくさん詰まっていることがわかる。

『大魚海棠』制作の12年間について梁監督は、「2004年に自分の夢を動画にし、その後この動画を映画にできたら凄いんじゃないかと考え始めた。2007年にようやく資金が入り、映画制作が始まった」と語った。

監督が語った「自分の夢を動画」とは、2004年にフラッシュ動画で公開された『大魚海棠』の原点となった作品のことである。

 

 

このフラッシュ動画がきっかけで、映画化へと繋がったのである。

 


『大鱼海棠』の音楽には、NHKスペシャル『日本人 はるかな旅』やアニメ『時をかける少女』『カイバ』などの作曲で有名な、吉田潔さんが参加している。

梁監督と張春監督は「12年が過ぎ、我々も少年からおじさんに変わり、この夢もついに実現しようとしている。気を抜くのはまだ早い。作品を最後の最後まで推敲する。2人のアニメ監督としての夢はまだ始まったばかり」と語った。

日本での公開はまだ未定であるが、いつか「12年の夢の映画」を鑑賞してみたいものだ

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:人民日報社/中国産アニメ「大魚海棠」、12年の時を経て7月8日ついに上映へ
参照・画像出典:大鱼海棠Da Hai(2016) – Mtime时光网
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