2020年東京五輪のボート・カヌー会場として名前の挙がっていた宮城県の長沼ボート場だが、見送りになってしまったニュースは記憶に新しい。

しかしボート場のある登米市については、お世辞にもあまり話題に上るとは言い難い。そこで登米市がPRのために制作したのが、『Go! Hatto 登米無双』という動画である。

ストーリーにもまして、お婆ちゃんの激しいアクションから目を離せない逸品となっているので、ぜひご覧いただきたい。

 

 

古くからコメの名産地として知られる宮城県登米市には、あまりの美味に「人々がコメを作らなくなる」と恐れられた郷土料理があるという。

それが登米市民のソウルフード、“はっと”である。

”はっと”とは、小麦粉を水でねって熟成させたものを、薄くのばして茹であげるというシンプルな郷土料理。しかし醤油仕立ての汁で茹でたり、あずき、ずんだ、ジュウネン(エゴマ)に絡めるなど、その食し方にはいくつものバリエーションがある。

このPR動画は、かつてその美味しさを恐怖した領主が、食べることを御法度にしたことから“はっと”と名付けられたという、古い言い伝えをテーマに制作された。

 

画像出典:YouTube

ソウルフードを取り上げられ悲嘆にくれる人々を救うため、立ちあがったその人こそ、一子相伝の秘技“登米無双(トメムソウ)”の最後の使い手である、トメお婆ちゃんである。

 

画像出典:YouTube

謎の黒服たちとの息詰まるバトル、そして“はっと”を独り占めしようと目論む謎のボスなど、作りこまれたストーリーにも興味が尽きない。

しかしこの映像を際立たせているのは、鬼気迫るアクションで津山杉の木棒を振るう、トメお婆ちゃんに他ならない。

老齢を感じさせない機敏な身のこなしに驚かされるが、それもそのはず。トメお婆ちゃんを演じた金子早苗さん(61)は、日活殺陣師の高瀬将敏氏に学び、殺陣の名手として知られた故・大山克巳氏に師事、大山塾の師範となることを許された殺陣の達人なのである。

さらには江戸時代から続く藤村流二代目・藤村亀吉を襲名し、独自の“殺陣舞(たてまい)”まで生み出したというから、その実力たるや計り知れない。

ちなみにボスを演じた永井正浩さんは、倉田プロモーション所属のアクション俳優である。まさに常人では再現できない、アクションの真髄を見せてくれたといっていいだろう。

 

 

登米市のPR動画『Go! Hatto 登米無双』は、メイキング映像も公開されている。

キャストには登米市の皆さんの他、“はっと汁”をモチーフにしたご当地キャラクター『はっとン』も出演しているので、ご注目いただきたい。

 

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参照・画像出典:YouTube(登米市シティープロモーション「うまし、たくまし、登米市」)
参照:YouTube(登米市シティープロモーション「うまし、たくまし、登米市」)
参照:「Go! Hatto 登米無双」登米市スペシャルMOVIEコンテンツ
参照:日本舞踊教室:藤亀会
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)








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