「イスラモフォビア」という言葉をご存知だろうか? これはイスラム恐怖症という意味である。

イスラム教というだけで過度な恐怖心や憎悪を持つことをこのようなイスラモフォビアという言葉で表現するようになってから久しいが、イスラム教に対する様々な偏見は薄れるどころか増してきているようだ。世界のどこかでテロや残虐な行為が発生する度に、人々のイスラム教への印象は悪くなるばかりなことは否めない事実だろう。

そんな中、つい最近国民投票でEUから脱退するという結果が出たイギリスで、こんな社会実験が行われた。それは、

「イスラム教徒のお祈りを邪魔したり、罵倒したとき、周りの人はどのような反応をするか?」というものである。

この実験は友人同士であるイスラム教徒のファヒム・ミア君(17)と、ケネディー・クリック君(20)との間で実施された。

 

画像出典:dailymail.co.uk

もちろんファヒムくんがイスラム教徒役である。ケネディー君が罵倒する役だ。

早速ビルの近くでマットを敷き、お祈りを始めるファヒム君に、ケネディー君は近づきながら、「お前何やってんだよ? あ? 、テロリストなんじゃねーの!?」と罵倒。すると・・・

 

 

 

画像出典:dailymail.co.uk

近場にいた男性がケネディー君を止めに入った。「一人にしてやれよ。祈る権利くらいあるだろ!」「なに、テロリスト? んなわけないだろ!」と激怒。

 

画像出典:dailymail.co.uk

次は他の場所で実験。ケネディー君が近くにいた女性に「あの人何やってんすかね?」と聞いている。「イスラム教徒の人だと思うけど・・・お祈りじゃない?」と女性が答えると「ちょっと行ってくる」とファヒム君のお祈りを邪魔しようとした。すると、女性はすかさず、「やめなさい! キリスト教徒が教会でお祈りするのと同じでしょ! ここは何の宗教を信じようが自由なんだから!」と身を挺してファヒム君を守ろうとしてくれている。

 

画像出典:dailymail.co.uk

・・・しかし、その一方でケネディー君がいくら大声で罵倒しても、見ているだけの人もいる。

それでも、多くの人はケネディー君が「こいつ超うざい! ここはウェールズなんだよ! イスラム教徒の国じゃねーんだよ!」と罵倒すると、

「お前があっち行けよ!」

「人の大切な時間を邪魔すんな。一人にしてあげろ!」

と擁護する人が圧倒的に多い。

この結果に、ファヒム君も心が熱くなったようだ。

「ここは素晴らしい場所です。どんな宗教であろうと、差別されません」。

すべての宗教が仲良く同じ場所で暮らせるような社会。それは単なる理想にすぎないのか、それとも努力によって実現可能なことなのか。近い未来で結果を見てみようではないか。

 

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参照・画像出典:dailymail.co.uk/What would YOU do if you saw a Muslim man being abused while praying in the street? Pair film public’s reaction to ‘verbal attack’ as part of social experiment
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)








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