アメリカの大都市の中では比較的安全といわれているニューヨーク市だが、
 
それでも日本とは比較にならないほど犯罪発生率が高く、
 
特にニューヨークの地下鉄は危険だというイメージがあった。

 
 

 

そんなニューヨークの地下鉄の治安改善に寄与した日本人がいることをご存知だろうか。
 
 
ニューヨークのメトロポリタン交通局(MTA)が導入している車両の内装をデザインした、宇田川信学(うだがわまさみち)さん(49)だ。
 
 
そして下の写真が、彼がデザインし2000年から使われている車両の様子。
 
 

 

宇田川さんが意識したポイントは以下の3つだそうだ。
 
 

1.ドア横の仕切りを斜めに

 
ステンレス製の柵を設置し、降車時にバッグを盗まれにくくした。
斜めになっているのは、子供たちがハシゴのように登って遊ばせないため。
 
 
 
 

2.シートを汚れにくい素材に

 
グラフィティと呼ばれる落書きが激減。
 
 
 
 

3.車両の床を黒く、壁は白く

 
床は黒色の天然ゴム素材を使用したことで汚れが目立たなくなり、
 
壁は白の樹脂素材を使用し明るい色になったことで、広さも感じられるようになった。
 
 
 
 

人は無意識に物の形から機能や意味を読み取る能力を持っている。
 
 
つまりデザインの力によって、「『してほしい行動』に人々を導いたり、『してほしくない行動』を防ぐこともできる」と宇田川さんは語っている。
 
 
宇田川さん自ら複数の路線に時間帯を変えて乗り込み、人々の行動や車内の雰囲気を感じ取り、デザインに活かしたという。
 
 
そうして、犯罪抑止と快適性を兼ね備えた車両が登場した。
 
 

ニューヨークの治安回復に日本人デザイナーが一役買っていたというのは驚きだ。2013年には宇田川さんは「過去25年間で最も影響力のあるニューヨーカー100人」にも選ばれているという。

 
 
ほんのちょっとした気遣いとも呼べるデザインによって、人々の行動は変えられるということ。
 
 
デザインの持つ力の素晴らしさを思い知らされる。
 
 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:INTERNATIONAL BUSINESS TIMES/MTA Fare Hike 2013: Outraged Subway Riders Swipe Back At New York City Transit
参照:HEAPS/日本人デザイナーが挑む、NY地下鉄の新しいカタチ
参照:JDN/ニューヨークの地下鉄と宇多川 信学氏
関連:antenna MASAMICHI UDAGAWA + SIGI MOESLINGER
画像出典:The U.S. National Archives by Subway Car. 05/1973(Flickr)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
 
 


※本記事内のFlickr画像につきましては、著作権者が無料使用を許可しているものを、Flickrの画像埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

 
 

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