今中国の既婚男性に最も恐れられている女性と言ってもいいだろう。チャン・ユフェンさん(59歳)は世間で『愛人キラー』とも呼ばれている敏腕探偵だ。

 

画像出典:odditycentral.com

彼女は2003年に女性の友人9人と探偵事務所『Phoenix Detective Agency』を立ち上げ、現在女性ではトップの探偵として君臨するまでになった。彼女の専門とする調査領域は『愛人キラー』の名の通り、夫の浮気だ。

彼女のもとには夫の浮気で苦しむ妻たちからの調査依頼が殺到する。万が一の離婚裁判に備え、調査では決定的な証拠を確実につかむ。ここまでは日本の探偵と同じ。だが、肝心なのはここから先である。チャンさんは調査で証拠をつかんだ後、依頼女性の夫と浮気していた愛人に鉄拳制裁を加えるのだ!!

 

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愛人を見つけ出し、まずチャンさんが公衆の面前に愛人を引きずり出す。そして周囲の人間が「何事だ!?」とわらわら集まり出したところで妻が登場し、二人して愛人を徹底的に殴る。

もちろん、これは暴行である。なのでどこからか警察がやってくるのだが、そういうときはチャンさんが正直に事情を説明する。「この女は既婚の男を誘惑したんです」。そういうと大抵、警察は「見なかったことにする」と去って行くそうだ。つまり、警察が黙認したことになる。

 

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正直これはやり過ぎではないかとも思えるが、チャンさんによれば、こうでもしないと妻の気が収まらないのだという。

「愛人を叩くことで、妻の今までの苦しみと不安を和らげることができるんですよ」

彼女がここまで徹底した“仕事”をするには理由がある。実はチャンさんには浮気した夫に捨てられるという悲しい過去があったのだ。

チャンさんの夫はある日突然「他に好きな人ができた。お前とは一緒にいられない」と告げ、夫婦共同名義の銀行口座に入っていたお金を丸ごと持って愛人のもとへ逃げた。しばらく涙に明け暮れる日々が続いたが、それからチャンさんはどうにか立ち直り、数年かけて夫を探し出し、浮気の証拠をつかんで裁判へ持ち込んだ。結果はチャンさんの勝利。元夫に慰謝料の支払いをさせることができた。

絶望からの復活、そして探偵となり、最後には裁判に勝利して元夫に復讐を果たす・・・まるでドラマのような激動の人生を生きてきたチャンさん。傷ついた女性の気持ちがわかる彼女だからこそ、依頼者である女性も安心して調査を依頼できるのだろう。

ところで、そんなチャンさんの最近の敵はなんと裁判所だという。彼女が一生懸命集めた証拠が裁判時になぜか紛失していることがあるそうだ。

「裁判官は浮気した夫に同情しているみたいね」

彼女が戦っている本当の敵は、「男が浮気するのは仕方がない」という認識を許容している男社会全般なのかもしれない。彼女の戦いはまだまだ続きそうだ。

 

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参照・画像出典:odditycentral.com/China’s ‘Mistress Killer’ Helps Cheated Wives Deal with Adultery
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)




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