中国の長江。そこは中国の重要な交通路でもあり、そして最近では観光スポットとしても有名な川だ。昔から漢詩で歌われることも多く、中国を語る上で長江は外せない重要な川である。

だが、その長江、実は自殺する人が後を絶たない“有名自殺スポット”としての側面があることをご存知だろうか?

長江にかかる橋から身投げする人の多くは、地方から出稼ぎにやってきた労働者だという。

「家族から離れて孤独に陥った者や、経済的な不安を抱えた者が行き詰まった結果、この長江で身投げを考えるんですよ」

 

画像出典:odditycentral.com

こう語るのは2003年から13年間、毎週末この長江にかかる橋を訪れるチェン・シさんだ。彼は13年間もの間、自殺志願者を見つけては自殺をやめるよう説得する活動をしている。ある人は彼を“長江の天使”などと呼んだりするが、実際、これまで彼が救ってきた命は300人にも及ぶ。

「自殺志願者はすぐわかりますよ。かつて自分が彼らと同じだったんです。魂が抜けたように歩いていて、じーっと川を見下ろしているんです」

チェンさんも以前、ここで自殺を考えたそうだが、ある心優しい老人に説得され、自殺を思いとどまったそうだ。それからというもの、彼は自分と同じように人生に行き詰まったと思い込んでいる人を見つけては、もう一度考え直すよう説得している。

 

画像出典:odditycentral.com

チェンさんの活動は説得だけにとどまらない。長江近くにアパートを借り、説得した自殺志願者が落ち着くまで泊まらせたり、債務で悩む人には債権者を呼び出して話合いに持っていくなど、自殺志願者を現実的な面からも救済しようとする試みにも出ている。

彼のこの行動は徐々に有名になり、最近では彼の活動をまとめたドキュメンタリーも制作された。

 

 

自殺を本気で考える人の相談に乗ることは、実はチェンさんにとっても精神的負担になる。ネガティブな話をずっと聞くことになるのだから当然だ。

 

画像出典:odditycentral.com

「この活動で夫婦仲がぎくしゃくすることもあったし、友達が離れていくこともありました。活動を始めてからチェーンスモーカーになっちゃいましたし、お酒の量も増えました」

とチェンさんは語ったが、今後もこの活動をやめる気は一切ないそうだ。

 

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参照・画像出典:odditycentral.com/The Angel of Nanjing – Man Dedicates His Life to Preventing Suicides
参照・画像出典:YouTube(Journeyman Pictures)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)








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