特別にビール好きでなくても知っている人が多いメキシコのビールブランド、『コロナ』。そのコロナの創立者で、今年の8月に亡くなった億万長者、アントニオ・フェルナンデス氏の遺産についてつい最近、イギリスで大きな報道があった。

 

画像出典:metro.co.uk

イギリスの大手メディアであるインディペンデントやBBCなどが一斉に報じたところによると、このフェルナンデス氏は生まれ故郷であるスペインの小さい村の村人たちに死後の財産の一部を贈与するとの遺言と残していたという。

 

画像出典:metro.co.uk

その額、なんと日本円にして約2億8000万円。その村の人口がたったの80人なので、一人あたり約350万円という高額がいきなり手に入ることになる。

13人兄弟の11番目として生まれ、貧しくて14歳で教育をあきらめざる得なかったフェルナンデス氏。その後メキシコへ移住し、ビジネスで成功して億万長者となったが、スペインの故郷の村のことを忘れたことはなかった。貧しかった彼を見守ってくれたこの村に、遺産でもって恩返しをしようとしたようだ。

この報道にざわついたのはやはり一般市民である。

「マジかよ・・・」

「その村に生まれてりゃよかった」

など、多くの人が棚からぼた餅的ストーリーを本気でうらやましがっているようだ。

が、世の中、そんなうまい話はないのである。

なんとこの報道の直後、フェルナンデス氏が設立した財団広報により、この遺産贈与の話が完全否定されたのだ。つまり、報道機関はフライングしたのである。

 

画像出典:metro.co.uk

フェルナンデス氏は人格者として有名で、社会的弱者をサポートする活動をしていた篤志家の側面もあるが、やはり財産は財産。お金はお金。そしてそれは自分のもの。人格者だからといって、死ぬ気で稼いできたお金を村人に贈るなどといったことはないのだ。

しかも、フェルナンデス氏の家族でさえ、氏の遺言を開けたのはつい最近であり、誰が何を相続するかはまだわかっていないそうだ。

なぜ、こんな誤報が出たのだろう。フェルナンデス氏が生前、人格者として尊敬されていたゆえ、だろうか。

 

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参照・画像出典:metro.co.uk/Corona founder makes everyone in village he grew up in a millionaire in his will
参照・画像出典:metro.co.uk/So Corona’s founder isn’t making everyone a millionaire after all
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)








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