男性、女性という性差によって、社会的に求められるものには様々な隔たりがある。

出産のように生物学的に共有できない役割がある一方、未だ文化や伝統などによって定められた役割があることも否定できない現実である。

そんなステレオタイプの風潮に対して、スポーツブランド大手の『アディダス』が公開した動画が波紋を広げている。

まずは、その動画をご確認いただきたい。

 

 

この映像は、アディダスによる秋冬キャンペーン“スーパースター”の一環として公開されたものである。

よく見ると、女性のスネ毛が処理されないままになっていることが確認できるだろうか?

この女性の名は、モデル兼フォトグラファーのアルヴィダ・バイストロムさん。彼女は“ノーシェイブ運動”と呼ばれる非ムダ毛処理活動を実践しており、「女性らしさは本来自然に備わっているものであり、ムダ毛処理も自由であるべきではないか?」と訴えているのだ。

バイストロムさんのメッセージはステレオタイプな美に対して一石を投じるものであり、「美しさを再定義する」というキャンペーンのコンセプトにもマッチするものである。

 
画像出典:YouTube(adidas Originals)

 
画像出典:YouTube(adidas Originals)

 
画像出典:YouTube(adidas Originals)

しかしバイストロムさんのメッセージは、意外な形での波紋を呼んだ。

公開された動画のコメント欄には中傷的なコメントが殺到し、「これは女の子じゃなくてモンキーだ」、「火をつけて燃やせよ」など、あっという間に炎上騒ぎとなったのである。

中にはSNSを通じて、「レイプしてやる」というメッセージを送る人物まで現れたという。

これはもはや議論や論争ではなく、単なる脅迫である。しかも彼女を批判する人物の大半は、ムダ毛処理の必要がない男性たちである。

 


 

バイストロムさんは自らのInstagramにメッセージを残し、多様性の重要さや、マイノリティに対する寛容さを訴えた。

 

「今回のキャンペーンでは、心無いコメントが数多くありました。私は、このような人たちが存在することを想像することさえできません。

それでも私は愛を送ります。でも、誰もが同じ人生や経験を持っているわけじゃないことは理解してください」

 

なお同キャンペーンには、生理用品をわざと使用せずにマラソンに挑んだキラン・ガンジーさんなど、様々な人物が起用されている。

 

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参照・画像出典:YouTube(adidas Originals)
参照:Boredpanda/Swedish Model Gets Criticized Because Of Hairy Legs In Adidas Campaign, And The Comments Are Too Horrible To Read
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

※本記事内のInstagram画像につきましては、Instagramの埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。


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