関東大震災から12年、見事に復興をとげた東京の姿を記録した貴重なドキュメンタリーがYouTubeで公開されている。

この映像が撮影されたのは、1935年(昭和10年)。

しばしの時間、失われた東京へのタイムスリップをお楽しみいただきたい。

 

 

この映像は、被写体をプリズム分解し、赤・青・緑のフィルターを通してモノクロフィルムに記録する“テクニカラー”と呼ばれる手法で撮影されている。

撮影が行われた1935年は、世界初のテクニカラーによる長編映画『虚栄の市』が公開された年であり、まだカラー作品が珍しかった時代の貴重な映像といえるだろう。

 

画像出典:YouTube(wimpy)

旧服部時計店(現・和光本店)と銀座大通りを挟んで向かい合う、三越銀座店。

 

画像出典:YouTube(wimpy)

今も変わらぬ皇居のお堀と二重橋に続き、フランク・ロイド・ライトの設計による帝国ホテルが映し出される。通りを歩く和装の淑女の姿も艶やかだ。

 

画像出典:YouTube(wimpy)

浅草公園六区、いわゆる浅草六区のストリート。大正後期に“浅草オペラ”の劇場として鳴らした金龍館や、古川ロッパによる劇団“笑の王国”の本拠地となった常盤座が確認できる。

『Modern Tokyo』とクレジットされるこの映像は、ドキュメンタリー監督のジェームズ・A・フィッツパトリックが撮影し、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)によって配給された短編映画である。

しかし映像が撮影された6年後、真珠湾攻撃により太平洋戦争が開戦。

関東大震災から目覚ましい復興をとげたこの絢爛たる都市が、東京大空襲により再び灰燼と化すことになろうとは、誰が予想していただろうか・・・。

 

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参照・画像出典:YouTube(wimpy)
参照・画像出典:TCM.com/MODERN TOKYO(1935)
参照・画像出典:IMDB/Modern Tokyo (1935)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)








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